みかみ いさお

誰もが最期まで自宅で元気に暮らせる社会へ

buterfly effect (1)

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小さな蝶の羽ばたきが気流に変化を与え、やがて遠く離れた場所でハリケーンを起こす

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変化は一度に大きく起こらず、最初のわずかな変化をきっかけに増大し、やがて大きな変化をもたらしていく。


私たちの日常はとても慌ただしく、仕事以外に目を向けたり、ちゃんと考える余裕を与えてくれない今の世の中で、流されず、立ち止まることは、とても負荷がかかるようになりました。 この環境を一気に変える魔法はありません。 そして、変えようと思わなければ、自分の人生は永遠に何も変わらないのが現実です。

私も数年前までとても多忙で、仕事以外のことを考える余裕は全くありませんでしたが、ある事をきっかけに、世の中ために何が必要かを考える人生に変わりました。

このブログが皆さんにとって、小さな蝶の羽ばたきとなり、良い方向への変化のきっかけになればと思います。 日常とは少し遠い世界、政治、認知症などや人生観について綴って行きますので、覗いてみてください。

数年前の私は、朝の起床と同時に、今日の予定などを考え頭の中はフル回転、フル回転のまま駅に向かい電車に乗り、日本経済新聞を開きipadでメールをチェックする。 一日に数え切れないほどのメール、携帯電話の着信履歴が一巡するほどの電話のやり取りをし、優先順位を計りながら営業訪問やアポイントをこなし、あっという間に夜になり、帰社してから翌日の提案書を商談にあわせてアレンジ、タイムリミットは終電。 たくさんの仕事を残しながら帰宅し、布団に入り、目を開けると朝。 また一日が始まる。

そんな生活の中、政治や母の介護のことを真剣に考えたことは無かったと思います。 生活のために仕事をするのは「正義」であり、”忙しいから”という言葉が仕事以外のことを見ない、全ての言い訳になっていました。

ある日突然、母が余命3週間という現実を突きつけられ、仕事よりも大事なものがあるのに、仕事と天秤をかけなくてはいけない自分と社会に対して、何かがおかしいと気が付いた。

そして、ある日小さな事件が起きます。 この事件が小さな蝶の羽ばたきとなり、私の人生の方向をやがて変化させていきました。