みかみ いさお

誰もが最期まで自宅で元気に暮らせる社会へ

無為自然

無為自然

「作為や小細工を弄することなく、あるがままに」 老子の言葉です。

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老子は他に足るを知る、上善は水の如しなどの八十一章の文章から成り立っている東洋思想の書物です。生きていくなかで、何かしらの疑問、不条理を感じ、その苦しみから答えをみつ出すためにこの書物にたどり着いた人が多い感じがします。

仙人のような言葉であり、実際は人にはエゴがあり、欲望を消し、あるがままに生きることはとても難しいことだと思います。私もこうならなければと目指しますが、遠き道のり、一生かかっても到達できない領域でしょう。

 田坂広志さん「運気磨く」という本にこう書いてあった、神社に行ってどう拝むのか?
答えは「お導きください」この言葉凄いなと思いました。
「合格させてください」という言葉は、合格しないかもしれないとういうネガティブな感情を潜在能力に植え付け、負のスパイラルが始まる。だから、あとは導いてくださいと身を任せられるレベルまで自分の内面に向かって、全身全霊で打ち込む必要があるのではと思う。あとは天の導き。

無為自然とは何もしないことでは無く、そういうことかもしれない。日々に感謝し、今は目の前のことを気の済むまでやってみようと思う。